この部屋は、私の作品の展示室です。トップページでスクロールしている絵をクリックしていただいても、大きな画像でご覧いただけるのですが、このページでは、それぞれの絵にこめられた私の心情やエピソードをご紹介したいと思っています。絵をクリックしていただきますと、壁紙付きの大きな画像がご覧になれます。壁紙にもこだわりを持ち、インターネット上に公開されているフリー素材の中から、私の絵の意図が確かに伝わるものを選ばせていただきました。
 このため、1つの絵のページを完成させるのにも、結構時間がかかります。不定期な更新で、見に来て下さった皆さんにとっては少々もどかしく感じられるかも知れませんが、出来上がったものから順次公開して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

 
久美子の作品
ちょうちょのおやこ
ちょうちょのおやこフェルトペン

 小学校入学前後に描いた絵です。ちょうちょの親子が、まるでカルガモの親子のように、ちょっとした行進をしています。おかあさんは、大きな羽を広げて子ども達を守り、小さな羽の生えたおねえちゃんは、4匹の弟たちの面倒を見ています。子ども達の頭の上には、おかあさんが楽しんで作った色々な形の帽子がのっていますよ。
やみよのかお おんな
やみよのかお おとこ
やみよのかお おんな やみよのかお おとこ油彩

 私は、子どもの頃、暗闇がとても苦手でした。お風呂に入るために寝間着を取りに行く時や、用事を言いつけられて真っ暗な2階に上がる時、夜中にトイレに起きる時など、いつも背後に誰か人の気配を感じたものです。その時々に、それが女の人であったり男の人であったり……。
うみをおよぐさかな
うみをおよぐさかな 油彩

 子どもの頃、初めて海へ連れて行ってもらった時に描いた絵です。左側は海で、中央の曲線が示すように波が寄せていました。海はブルー1色ではなく、様々な色をしているという発見は、感動でした。なぜか右側の砂浜に描かれた魚や巻き貝、ヒトデ……。それでも「海」という意味では、私の中に矛盾はないのです。
おかあさん
おかあさん 油彩

 小さな頃、大好きだったお母さん。頭にリボンをつけ、精一杯お化粧をして、素敵に描いたつもりです。子どもって、小さい頃はお母さんへの思いが強いんですよね。そのせいかどうかは分かりませんが、「おとうさん」の絵はありません。このお母さん、きれいでしょう? 張り切っているように見えませんか。
レコードジャケット ピアノ
レコードジャケット ピアノ アクリル

 高校の美術の時間に、「レコードジャケットを描きなさい」という課題が出ました。小さい頃からピアノを習っていたので、自分のピアノのアルバムが出せたらジャケットも自分でこんなふうに……と想像しながら描いたものです。ピアノのレコードを出すなんて夢は叶わず、このジャケットだけが残りました。……なので、タイトルも「夢」なんです。
ダンサー(原作)
ダンサー(原作) フエルトペン

 高校時代、ジャズダンスを習っている友達に連れられ、教室の見学に行きました。すごく格好良くて憧れましたが、実際に習うことは叶いませんでした。ステージでの派手なメイク、黒のスパッツにレッグウォーマー姿で踊っているのは、ダンサーになった夢の中の私。その下の涙型のお盆のようなものは、ダンサーを見つめるたくさんの観客たちです。
ギターを弾く少年
ギターを弾く少年フェルトペン・アクリル

 この絵では、バックが白で描かれていますが、三日月が出ていることからも分かるように、ここは夜空の下なのです。少年が、プロのギタリストを目指して一生懸命練習しています。頭からは、才能があふれ出してはいるのですが、なかなか世に出たり認められたりすることができません。それでも希望を持って、今日も少年は練習に励むのです。
一卵性母子
一卵性母子 ポスターカラー

 私の母は、私が成人しても、一人っ子のせいか私のことを何でも決めたがり、服も自分と色違いでお揃いのものを着させるような人でした。成人した子どもにとっては、いくら母の愛情とは言え、時には反発を感じるものです。そんな心の葛藤と闇を、「一卵性母子」と名付けて描いてみました。「2人で1人」と言ってもよいかも知れません。
人生山登り
アクリル

 人生、楽しいことや辛いことなど、様々なことがあります。その瞬間瞬間に、いろいろな人との出会いをきっかけにして、方向が変わったり進んだり戻ったりします。この絵の主人公も、「山」となった人々に対面し、時には会話を交わしたり励まされたり、時には厳しい視線を感じたりもしながら、自分の進む人生を考えて、頂上を目指しているのです。
家族
家族 アクリル

 この絵は、「家族」という題ですが、主には男女の愛し合う姿を表現しています。周りに銀河が流れ、遠くに太陽が輝く月のクレーターの上で、男性が女性を抱きしめ、口づけしています。ハイヒールを履いた女性は、女性としての魅力を精一杯表現しています。まさに、世界は二人のために……です。さて、子どもはどこにいるかお分かりですか。
顔をおおう
顔をおおう水溶性鉛筆

 顔を覆って女の人が泣いています。理由は、見て下さる人それぞれが、自分の悲しみや心身の痛みに重ね合わせてください。いろんなことが、感情の琴線に触れ、涙が出るのです。でも、大人の女の人は、涙を周りの人には見せず、自分の内面で消化します。この絵で、目から出た涙が口に流れ込んでいるのは、そういうわけなのです。
普通のお母さん
(1)
着飾るお母さん
(2)
走るお母さん
(3)
ぶっ飛んだお母さん
(4)
 
 
水彩色鉛筆

 この作品は、4枚シリーズで、娘の参観日に急ぐお母さんを表現しています。




(1)
普通のお母さん: 今日は娘の参観日。早く家事をすませなくっちゃ。
(2) 着飾るお母さん: 参観日だからと、きれいにおめかししています。置いて行かれる下の子が、服の裾をつかんで放してくれません。お利口だから、ちゃんとお留守番していてね。
(3) 走るお母さん: そうこうしているうちに、時間がなくなりました。さぁ大変、急がなくっちゃ。
(4) ぶっ飛んだお母さん: せっかくきれいにしたのに、慌てて走っているうちに、何もかもくちゃくちゃです。靴は脱げ、リボンは吹っ飛び、腕までがよじれて絡まってしまいました。あぁ、間に合わな〜い!
あなたにお花をどうぞ
水彩色鉛筆

 電話中に、そばにあった紙の上で鉛筆を滑らせていると、花束ができてきました。電話が長くなるにつれて、この花たちもどんどん増えて行き、とうとう額縁を越えてしまいました。お祝い事やお見舞いには、両手に抱えた花束を、相手に届けたいもの。それぞれの花が、喜んでもらおうと、それぞれの色の花びらを精一杯広げています。両腕の下にある波は、血を表していますが、私の心の波でもあります。あなたへの思いが込められているのです。

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